Kissのひとりごと

日々のいろいろな場面で感じた心象風景や人生を三倍楽しむために工夫してきた小さなヒント……
などを気ままに綴っていく1片1片がやがて、Kissファンの楽しみとなれば・・・

roses roses roses 薔薇たちの冬支度 roses roses roses

Vol.ⅩⅣ  Feb. 1. 2018

今年の冬は最強寒波の襲来ということで、降雪も尋常ではないようで全国各地で大雪の被害がニュースとなっている。この関東地域でも例外ではなく、特に雪に備えがないだけに、様々な弊害や不便が生じている。我が家のベランダガーデンでも1月に大雪に見舞われ、雪に埋もれたパンジーたちが瀕死の重傷となり、懸命な蘇生作業(?)でなんとか息を吹き返してくれたところである。(植物の生命力と太陽のめぐみを改めて実感し、感謝!)

さて、我が家のベランダでは、例年1月もしくは2月になると、半日かけての一大作業が生じる。
今年、薔薇たちが美しい花を咲かせてくれるか否かが決まる「冬支度(植え替え作業)」である!この冬支度をきちんとしてやらないと一年間、花付が悪かったり元気よく育たなかったりするのである。
 薔薇はプランター2ボックスと12鉢程度だが、これらの土を全て入れ替えるとなると70〜80ℓ程度の土の量となるので結構、骨の折れる作業となる。
土の調達は、薔薇専用の土を通販で購入し、宅配便で玄関先まで届けてもらうサービスを利用し、前年暮くらいから準備しておく。
 後は、陽射しの暖かい穏やかな日を選び、作業するなら一気にやりきると覚悟を決め、暖かく動きやすいダウンベストで武装し、ベランダに参戦するのである(笑)。

 

次に、薔薇は鉢から苗本体を掘り起こして、まとわりつく土を丁寧に取り除いて根だけにする。(この作業がとても大切であると、つたない経験から学んだ。古い土の塊をいい加減につけたまま植え替えても、美しい成長が望めなかったのである。)場合によっては、バケツに水をはり根ごと洗うこともある。鉢の土は枯入袋に全てあけ(出来れば、この時鉢も洗うと新たな気分になって良いのだが)、鉢の底にネットなどを敷き新しい土と肥料をまぜて鉢の1/4〜1/3程度まで入れる。その後土を払った苗を見栄え良く位置決めし、新しい土をかぶせていく。表面は押しつけずふんわりとかぶせる感じで、全体を整えたらジョウロで鉢の下から水が抜けるまで存分に水やりをし、次の鉢の作業が終わる頃2度目の充分な水やりをして完了。

 

あとは、ひたすら鉢とプランターに同様の作業を繰り返していくのだが、枯入れ袋は適度な重さになったら、都度土を処分してやる作業が発生する。土そのものの庭であれば、場所を決めて土を再生・再利用もできるが、ベランダではそれも不可能なので、マンションや公園の花壇や土のある場所に少しずつ使用済の土を分け入れさせてもらう。

 
 
 
 
 「見よう見まねで初めた薔薇の冬支度もまた、春を待つ楽しみの一つである」というひとりごとでした。

 用意するのは、剪定ばさみ・スコップ類・薔薇専用の土・肥料・ジョウロ・園芸用手袋・バケツ・枯入袋など
 まずは、枝を惜しげも無く切り落とす作業からはじめる。この時、園芸用手袋をしないと薔薇の棘で痛い目に遭うことがあるので、要注意である。
ついでにジャックと豆の木や室内で育てているハイビスカスとプルメリア(このプルメリアも我が家にきて数年、かなりの背丈に成長しているにもかかわらず、いっこうに花をつけないため、今年こそ花を咲かせたい)の枝も栄養をため込めるように、中心の幹にあたる部分だけ残して、気持ち良く切り落とす。
 



 
これらの作業を終えると、鉢を定位置に戻してベランダを手際よく掃除し、道具を洗い、そろそろ終了となる頃、冬の早い日没がせまってくる。
 あとは、様子をみながらの水やりと週に1度程度のペースで枝の切り口に虫やカビよけの薬剤を塗る作業を繰り返しつつ、少しずつ新芽が出るのを楽しみながら、春をひたすら待つのである・・・